私は結婚してからなかなか子どもを授かることができず、不妊治療を続け、その間2回、卵巣のう腫の手術をしました。2回目の手術後、体外受精をすすめられ、他クリニックで顕微授精を行い、2回目でようやく妊娠できました。その後も、切迫早産で安静を。2～3か月して仕事も辞め、安静な期間の方が長かったです。我が子は、胆のうの形も悪く育ちも良くなかったので流産するかもと言われ不安な日々も続きました。

ようやく安定期に入り、以前からホーカベさんで産みたいと思っていたため、妊婦健診に訪れ普通に過ごしていると、29週に切迫早産で入院する事になりました。

コロナ禍で家族に会えない、自由にも動けない、どうして私ばっかりこんな思いをしないといけないのかという不安から、入院2日目にして「帰りたい」と言って泣いてしまい、看護師さんや院長先生を困らせてしまいました。しかし、そんな私にも、入院の必要性をしっかり説明下さり、検診や部屋に来られた時に、ジョーダンを言って笑わせてくれたり、優しく声をかけて下さり、とても信頼のおける素敵なクリニックなんだなと改めて感じました。

そしていよいよ予定日を過ぎ、あんなに張っていたお腹もあんまり張らず、誘発分娩で入院。初産で、子供のいる家族や友人からいろいろ脅されていたけれど、大丈夫やろと思って臨んだ出産は、ものすごく予想を超えて辛かったです。ただ、陣痛中ずっとそばで支えてくれたスタッフさん、きっと自分の仕事もあっただろうに、声かけやサポートを全力でしてくれました。本当にありがとうございました。そして夜勤帯で人が少ない所、分娩を解除してくれた3名のスタッフさん、院長先生。たくさん弱音を吐いて、わがままを言いましたが、皆さんのお陰で無事我が子を自分で産み、待ち望んだ母になる1歩を踏み出せました。本当にありがとうございました。